千葉県松戸市新松戸3-26-1
01
On-line HDF
当院では、超純水透析液を使用したOn-line HDFを行っています。
●On-line HDFとは?

On-line HDFは血液透析+血液濾過を合わせた治療法で、より多くの老廃物の除去が可能な治療法です。一般的に1回10~60Lの透析液を置換液として使用します。

【治療効果について】
・透析アミロイド関連の骨・関節痛
・透析中の血圧低下
・皮膚の掻痒や皮膚乾燥
・イライラ感
・Restless legs症候群(むずむず足症候群)

●I-HDFとは?

I-HDFは、透析膜を介して透析液側の水分を血液側に一定間隔で自動的に補充する治療法です。通常、30分おきに1回150~200mlの補液を行います。この治療により、末梢循環障害の改善、血圧低下の予防が期待されます。
最近では、この治療法の患者数が増加傾向にあります。(※座席数に限りがあります。)

【治療効果について】
・末梢循環動態の改善
・透析中の血圧低下
私たちは、患者様の状態や血液検査の結果をもとに、適切な治療方法を提供致します。

02
エコー下穿刺
エコー下穿刺について

透析での大きなストレスの一つに穿刺があります。穿刺では針を刺す痛みや穿刺失敗の不安など様々なストレスが存在しています。
また、長期透析の第1条件として、シャント管理が重要になってきます。その一つに穿刺が関係しており、確実で安全な穿刺が必要になります。穿刺は患者様にとって身体的・精神的苦痛でありますが、当院では、超音波診断装置を導入しており、穿刺部痛の原因探求やエコーガイド下穿刺を活用するなど患者様にとってストレスが少ない穿刺を提供しています。
エコーガイド下穿刺とは、超音波診断装置を用いて血管を描出しながら穿刺を行う方法です。穿刺困難の患者様などに多く行われる方法ですが、穿刺成功率が高く、当院では日常的に運用しています。当院では多くのスタッフがエコーガイド下穿刺の技術を習得しています。

03
フットケア
フットケアについて

透析患者さんは、糖尿病による動脈硬化や慢性腎臓病の合併症である血管石灰化などの影響により、末梢の血流が乏しくなる末梢動脈疾患(PAD)を発症しやすくなります。症状は、足の感覚が鈍くなる糖尿病性神経障害、足先の冷えや間欠性跛行(歩行時に足が痛み、休息で緩和する)などです。たとえ症状が軽微でも、軽視できません。なぜなら、足に傷が発生しやすいだけでなく、治癒しにくく急激に悪化することもあるからです。最悪の場合は足の切断を免れないケースもあります。したがって、PADの早期発見と治療は非常に重要です。

当院では、下肢の血流評価のために定期的にABIという検査を実施し、異常があれば近隣の専門病院に紹介しています。また、月に一度医師による下肢の診察と看護師によるメディカルフットケアを行っています。メディカルフットケアは、足の健康を保つために皮膚の乾燥やタコ、爪の変形、水虫など、足の病変のリスクを観察するだけでなく、爪や角質のケア、保湿剤の塗布なども実施します。

些細な足の乾燥やタコに対しても、油断せずフットケアを継続することで、患者さんの足を守り、いつまでも元気に生活できるようサポートしています。

04
運動療法
透析中の運動療法について

透析患者さんは、同年代の健常者と比べると、体力は5~6割程度、下肢筋力は4割程度に低下していると報告されています。そのため、転倒するリスクが高いと考えられており、継続的に運動することが推奨されています。しかし、透析治療のため時間的制約が大きいことや透析後は疲労感で運動することが難しいです。そこで、透析中の時間を利用して運動することで、筋力の低下を抑制し日常生活を維持することが期待されています。透析中の運動は、透析開始前または血圧が安定している透析開始30分後から透析前半の時間帯で行います。当院では、エルゴメーターを利用した運動とゴムバンドを利用した運動を行っています。運動強度は「楽である」~「ややきつい」と感じる範囲で行います。一般的に運動は20分間としていますが、ご自身のできる範囲で行っています。重要なことは、長期間継続して行うことです。運動している患者さんから「ペットボトルのふたが開けられるようになった」、「歩く速度が速くなった」などの声が聞かれています(個人差有)。

05
バスキュラーアクセストラブルに迅速な対応
バスキュラーアクセストラブルについて

当院は、徒歩圏内にある東葛クリニック病院を基幹病院とするグループに属します。
東葛クリニック病院は、様々なバスキュラーアクセス(シャント)トラブルに対応できることで、近隣の透析施設から多くの透析患者が治療に来院します。
私たちは、シャントトラブルの早期発見目的で、毎透析時に視て・聴いて・触ってのシャント評価を遂行し、日々のシャント管理に努めています。シャントに変化(異常など)を感じた時は、スコア化された評価シートを用い、問題があればエコー検査につなげています。このような一貫したシャント管理体制を基に、東葛クリニック病院のバスキュラーアクセスセンターへの迅速な受診対応が可能となり、シャントトラブルを未然に防ぐ体制を整えています。
この他、穿刺が難しいケースでは、エコーを用いてレポートを作成してスタッフ間での情報共有に努め、さらに困難なケースでは、エコーガイド下で穿刺を行っています。